オルソケラトロジーは、寝ている間に専用ハードコンタクトで角膜の形を変え、日中を裸眼で過ごせるようにする近視矯正法です。主に近視・近視性乱視に用いられ、日本ではガイドラインのもと眼科専門医が行う医療行為とされています。
オルソケラトロジーの仕組みと目的
- 高酸素透過性の特殊ハードレンズを就寝中に装用します。
- レンズのカーブで角膜表面をわずかに平坦化し、光の焦点を網膜上に近づけます。
- 朝レンズを外しても、一定時間は角膜形状が保たれ、日中は裸眼で生活できます。
- 近年は、近視進行抑制効果がある方法の一つとしても研究・報告されています。
対象・適応の目安
- 主な対象は軽?中等度の近視および近視性乱視の方が中心です。
- 日本コンタクトレンズ学会ガイドラインでは、近視?4.00D以下、乱視?1.50D以下が適応度数の目安とされていますが、永年の経験より適切な処方によって更に広範囲の近視の方にも検討されます。
- 子どもの近視進行抑制目的での利用も増えていますが、年齢や度数、角膜形状などを総合的に評価して適応を判断します。
メリットと注意点(一般的な情報)
- 日中は裸眼で過ごせるため、スポーツや学校生活でメガネ・コンタクトの煩わしさを減らせます。
- 手術ではなはないので、装用をやめれば多くは元の屈折状態に戻る可逆的な方法とされています。
- 一方で、角膜感染症などコンタクトレンズ特有のリスクがあり、定期検査と正しいレンズケアが必須です。(定期的な診察を受けていただきます。)
- 日本ではガイドラインに基づき、オルソケラトロジーに習熟した眼科専門医が行うべきとされています。
※具体的な適応可否やリスク評価、費用などは施設ごとに異なり、最新情報も変動するため、必ず眼科専門医や各医療機関の公式情報で確認してください。